2020/04 からフリーランスエンジニアとして働き始め、約 1 年が経過したので振り返ってみたいと思います。
ここでのフリーランスエンジニアとは
企業には正社員として所属せず、個人事業主として企業と準委任契約を結び、エンジニアとしての時間給で働くエンジニアを指しています。
基本はリモート中心でオフィスへの出勤はしないものの、営業時間に合わせた稼働時間に縛れるので、働き方は正社員とほとんど変わりません。
この 1 年どうやって仕事を取っていたか
下記の 2 つの方法で仕事を取っていました。
- フリーランスエンジニア専用のエージェントを利用する
- 個人で直接企業に営業をする
エンジニアの人手は不足しているとよく言われていますが、フリーランスも同じような状況です。
参画した現場では準委任契約で良いから参画してくれそうなエンジニアを知らないか?と聞かれることは少なくありません。
※ ただ個人的には、スクール等の影響もあって未経験エンジニアが大量に業界に流れて来ているのを感じるため、数年後に供給が追いつくのではと考えています。
確定申告完了!確定申告の感想
独立前はこれが存在するだけで独立しない理由になるくらい面倒なものだと思ってました。ただ終えてみると、意外にあっさりしてました。 Freee を使えばググりながらイケます。もし事前に帳簿付けが終わっていれば数時間程度では納税まで完了できそうです。
独立前に事業用クレカ、口座を作っていたのは凄くよかったと思います。生活用クレカや口座まとめていると明細の振り分けに時間がかかりそう...
e-tax でマイナンバーカードを利用するので、ぎりぎりで焦りたくない人は先に作っておいた方が良いと思いました。
フリーランスに向いていると思う人の特徴
1 年やってみて、フリーランスに向いているなと思った人の特徴です。
経理作業をしっかりできる人
正社員で勤めていた頃と比べ、確定申告や納税、契約関連書類の送付、など、独立後は期限がある作業がいくつか発生してきます。困った時はとりあえず経理部に相談すれば OK だった正社員時代とは違い、自分でしっかりと経理作業ができる人でないと辛いかもしれません。技術が大好きで、技術だけに時間を費やしたいんだって人には向かないのかなと個人的には思いました。ある程度外注はできるとしても、最終的な責任は自分に来ると思いますので。。。
楽観的な人、または実力に自信のある人
フリーランス、特に準委任契約で参画する場合は決まった期間で稼働し、必要とされれば契約更新していく流れになると思います。僕のような悲観的なタイプだと、更新してもらえるか不安になったりすることがあります。
更新されるか不安=貢献度に自信がない だと思うので、ある程度実力がある方は感じない悩みかもしれません。
もし更新されない場合は、次の参画先を探す必要もあり、エネルギー使うので、更新月になると力が入ってしまいます。
※ ただ、これまでの現場でスキル面で切られたことは一度も無かったため、僕が気にしすぎているだけの話かもしれません。
力試ししたい人
必要なら契約・更新、不要ならお断り・終了、とわかりやすいのがフリーランスの良いところだと思います。正社員と違って、簡単に切ってもらえるのがフリーランスです。実力が伴っていなくて切られた方も知っていますし、案件がなかなか決まらない方が居ることもよく聞きました。
現状のスキルでどれだけ参画できる企業が存在するのか、どれくらい市場にマッチしたスキルを持っているのか、力試ししたい人にフリーランスの働き方は良い選択だと思いました。
今後やりたいこと
節税対策
確定申告や納税を経験してから、税金や優遇制度について考える時間が増えました。確定申告後の 1 か月は、技術のキャッチアップそっちのけで、ファイナンスの書籍をあさっていました。
その中で節税をしっかり行いたいと思い、今後のためにマイクロ法人の設立を考えています。 事業税や消費税またその免除条件、厚生年金や退職金制度などメリット・デメリットをある程度理解できたタイミングで進めようと思っています。
フリーランスの繋がりを増やす
エンジニアとして働いていると、良い人いない?と聞かれることが多いと思います。その際に紹介できる知人、または逆に僕を紹介してくれる知人を増やしたいなと思っています。 フリーランスを続ける上で、僕がもっとも恐れているのは加齢やスキルの陳腐化で、参画先がなくなることです。そこをカバーするのに、繋がりを利用できたら良いなと思っています。 なので参画した企業にいるフリーランスの方とはチャンスを見つけて連絡先を交換するようにしています。
まとめ
フリーランスエンジニア 1 年生が終わるので、雑に振り返ってみました。まだ 1 年しか経っていないので今後考えは変わっていきそうです。