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フリーランスエンジニア(準委任)の直契約時の単価アップ交渉方法について

僕はここ2年弱、エージェントを使わずに (仲介を挟まずに) 案件を探し、直接商談・契約を結んできました。

その案件獲得方法については以前書いているのでこちらを見ていただけたらと思います。

実際に案件に参画していると、単価を上げたくなるシーンがあると思います。おそらく正社員だと決まった期間で査定のイベントがあり、自ら動かなくても昇給が検討されるケースが多いでしょう。フリーランスはそういったイベントがないため、基本的には自らアクションを起こす必要があります。

もしエージェントを使っているならエージェントに話すことで契約先企業と調整してくれるものだと思いますが、エージェントを使っていない場合は自分で契約先企業へアクションを起こし、その調整を行う必要があります。

今回は僕がどのようにして単価アップ交渉を行っているかをかんたんにまとめたいと思います。

単価アップ交渉をする方法

おそらくメールを使って行うのが一般的なのではないかと思っています。*1

かんたんな流れとしては下記のようになるのではないでしょうか。

  1. 新しい希望単価を考える
  2. 単価をあげてもらう材料を揃える
  3. メールで単価アップを希望する旨を伝える (材料と新しい希望単価も提示)
  4. 契約先企業がその単価で問題なければ、新しい条件で更新する

新しい希望単価については自由な部分ではあると思いますが、相手企業への誠意も持ちつつ考えるのがいいのかと思います。例えば一般的な単価感からかなり逸脱した希望単価を求めるなど、関係性が悪くなりそうなことは当たり前ですが避けた方がいいと思います。

単価をあげてもらう材料について、僕の場合は実際のエピソードなどの具体例をもとに、チームへ貢献できている話、業務に活きる新しい知見が増えた話、を揃えます。 個人的には、新規プロジェクトや機能をリリースしたり、業務内外で新しく技術やドメイン知識を得られたタイミングは、単価交渉の材料が探しやすいタイミングだと思います。逆に参画して浅く何もできていない、特に新しい知見が身につかない状況だと材料探しには困難しそうです。

単価交渉の材料、希望単価が決まれば、いよいよメールで単価アップを希望する旨を伝えます。 文面については各自の案件の内容によって大きく左右される部分だと思うので、具体的な例は避けたいと思います。内容については簡潔にまとめつつ、申し訳ないがお願いしたいと言ったニュアンスで送っています。

メールをもとに契約先企業は確認を行い、問題がなければ新しい条件で更新することになるでしょう。 ただ、条件の更新が難しいケースもあります。または単価は上げるが、他の条件を変えたいというようなケースもあります。思うような条件で更新できなくとも、既存の条件で参画を続けることもありますし、ここで次回から更新しないという方もいるでしょう。ただどのようなケースでも誠意だけは持って対応すべきだと思います。*2

今回は駆け足ですが、単価アップ交渉方法についてまとめてみました。同じくエージェントを使っていない誰かの役に立てると嬉しいです。

以上です。

*1:やりとりが文面で残っている方がなにかと便利ですよね

*2:業界は狭いので回り回ってどこかで関わることもあるはず