最近、Webエンジニアになりたいという友人(未経験)から、転職するためのプログラミングの学習順について尋ねられた。
Web上に公開されているいくつかのロードマップから良さそうなものを共有してみたが、僕なら実際こうするかなっていうのがあったのでひとつのケースとして残したいと思います。 ※ 僕は普段 Rails を使っているので、Rails を使う前提に
僕について
- 現在は業務委託で Web エンジニアをしている
- SIer 2 年、Web 系 2 年弱の経験あり
- 現在の主な利用技術は Rails / AWS / React など
- Rails を初めて触ったのは 4.2、初めて業務で利用したの 5.1
僕のおすすめしたいロードマップについて
極力、最短で Ruby on Rails チュートリアルを始めた方がいいと思っています。
Ruby on Rails チュートリアルは本当に素晴らしい教材だと思っており、チュートリアル内で Ruby、HTML/CSS/JavaScript はもちろん、UNIX コマンドや Git に触れることができます。
チュートリアルを始める前に、Ruby、HTML/CSS/JavaScript、UNIX コマンド操作、Git を学ぶことを勧めている記事もありますが、それらは Rails チュートリアル中に適宜学ぶ形でも良いと思っています。*1
その上で、下記の流れを勧めます。*2
- HTML/CSS/JavaScript 基礎
- Ruby on Rails チュートリアル
- Ruby on Rails を使って自作アプリを作る
HTML/CSS/JavaScript 基礎
Progate やドットインストールでコースを 1 周。
HTML/CSS/JavaScript が何をするものか、ある程度理解できていれば良さそう。
Ruby on Rails チュートリアル
前提知識はそろっていないので挫折率は高そう *3ですが、ひとまず 1 周することを目標に進める。 Ruby や HTML/CSS/JavaScript の書き方、UNIX コマンドの意味など、わからないことがあれば都度調べてください。
ただ、ここで意識して欲しいのはチュートリアルの内容を 100% 理解しようとしないでほしいことです。50% の理解でも上出来と考えるといいと思う。*4
1 周した後は都度調べた内容を復習して、2 周目に入ることをオススメしたい。 人によっては 1 周でいいという人もいるが、個人的には 2 周した方が気付きが多いと思う。一度通った道なので余裕を持って進められ、これまでの曖昧な知識の断片同士が繋がって、1 周目で見えなかったところも見えてくると思う。
2 周目でも意識して欲しいのは、ここでも完全に理解していなくても問題ないということ。*5
Ruby on Rails を使って自作アプリを作る
チュートリアル後は自作のアプリを作ることをお勧めします。これは、完成コードが用意されていた教材ではなく、自分で考えて作ることによって Rails と Web 開発に対して、より深い理解を得ることができるからです。
もし、可能ならチュートリアルで出てこないライブラリを使うのもありです。個人的には現場でよく使われる認証系ライブラリの Devise は使っておくと良いかなと思います。
その後余裕があったら学ぶことをおすすめしたいもの
現場に出るとチュートリアルの知識だけでは足りない知識もあります。それを補うために下記を学ぶと良いと思います。
もし、学んだ上記を自作アプリに組み込めるとさらに良いと思います。*6
おわりに
いえ〜い、○○見てる〜? *7